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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻8号

1983年08月発行

文献概要

今月の主題 大腸sm癌 主題症例 B 内視鏡的ポリペクトミー後に腸切除した例

2.摘除ポリープの連続切片にて診断された微小ly(+)・sm癌の1例

著者: 沢田俊夫1 吉田誠2 中島利子3

所属機関: 1大森赤十字病院外科 2大森赤十字病院消化器科 3大森赤十字病院病理

ページ範囲:P.808 - P.809

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 〔症例〕65歳,女性.下血を主訴として来院.内痔核治療後,下血消失するも便潜血グアヤック法3回陽性にて注腸造影施行.注腸造影にてS状結腸に2個のポリープ(Fig. 1)と結腸憩室症が認められた.大腸内視鏡検査では肛門縁より約25cmのS状結腸に1.4×1.2cm大のshort stalk型のポリープが認められた(Fig. 2).またこのポリープの口側5cmと肛門側10cmに0.5cm大の2個の小ポリープ(short stalk)と散在性の左側結腸憩室が観察された.これら3個のポリープはいずれもポリペクトミーにて摘除された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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