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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻8号

1983年08月発行

文献概要

今月の主題 大腸sm癌 主題症例 B 内視鏡的ポリペクトミー後に腸切除した例

3.傍直腸リンパ管浸潤が認められたmassive invasive cancerの1例

著者: 沢田俊夫1 吉田誠2 中島利子3

所属機関: 1大森赤十字病院外科 2大森赤十字病院消化器科 3大森赤十字病院病理

ページ範囲:P.810 - P.811

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 〔症例〕54歳,男性.無症状であったが,入間ドックの注腸造影にて直腸・S状結腸部ポリープを指摘された(Fig. 1).大腸内視鏡検査では肛門縁より15cmのRs部に,表面に陥凹を有する1.0×0.5cm大のbroad based sessile型のポリープが観察された(Fig. 2).

 摘除ポリープの病理組織学的検索では,断端近傍までのmassiveな癌浸潤の認められたsm癌(高分化型腺癌)であり,ew(+)であった(Figs. 3,4).また腺腫部分は認められなかった.このためR2の直腸前方切除術が施行された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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