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今月の主題 大腸sm癌 主題症例 C 隆起型sm癌と診断しポリペクトミーを行わず腸切除した例
2.肝転移を認めた大腸sm癌の1例
著者: 中澤三郎1 松井俊治1 田中正人1
所属機関: 1名古屋大学医学部第2内科
ページ範囲:P.838 - P.839
文献購入ページに移動大腸の切除標本では,最大径3.5cmの暗赤色を帯びた有茎性隆起性病変が認められ,その表面は顆粒状の凹凸が著明であった(Fig. 3).Fig. 4は大腸切除標本の弱拡大像である.頭部は異型の強い腺腫で占められ,その一部に粘膜下層まで浸潤した癌を認めた.茎は正常粘膜に覆われ,浸潤像はなかった.癌の部分の強拡大像(Fig. 5a)では,高円柱状の絶細胞が腺管を形成し,増殖像を呈している.
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