icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻8号

1983年08月発行

文献概要

今月の主題 大腸sm癌 座談会

大腸sm癌―診断と治療の現状

著者: 牛尾恭輔1 下田悠一郎2 長廻紘3 小平進4 大木繁男5 加藤洋6 岩下明徳7 武藤徹一郎8

所属機関: 1国立がんセセンター放射線診断部 2九州大学放射線科 3東京女子医科大学消化器病センター 4慶応義塾大学一般外科 5横浜市立大学第2外科 6癌研研究所病理 7松山赤十字病院病理 8東京大学第1外科

ページ範囲:P.860 - P.873

文献購入ページに移動
 武藤(司会) 本号は大腸のsm癌だけを取り上げて特集を組んだわけですが,3年前(15巻4号)の“大腸の早期癌”の特集ではm癌とsm癌の両方を扱いました.実は編集委員会で3年の間に何か進歩があったか問題になりましたけれども,診断面とか治療面でそう飛び抜けて変わったことはなかったのではないかという意見が多かったわけです.

 ただ,この数年間に内視鏡的なポリペクトミーが非常に盛んに行われるようになり,そこでsm癌が診断され,それをそのまま腸の再切除をしないで放っておくか,あるいは,腸切除すべきかがいつも問題になっている.この特集で,結局どういう状態のsm癌のときに特にリンパ腺の転移や肝転移を来しやすいかが少しでも浮き彫りにされればということで,症例を集めて珍しい,あるいは典型的な症例を掲載するという企画になりました.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?