文献詳細
文献概要
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書評「Atlas of Diagnostic Gastrointestinal Cytology」
著者: 信田重光1
所属機関: 1獨協医科大学教授
ページ範囲:P.874 - P.874
文献購入ページに移動 Misao Takeda氏の消化器細胞診のアトラスが出版された.数頁をめくって,まずシマッタと思った.この領域の細胞診に関しては,特に内視鏡を用いた方法はわが国の専売特許のつもりでいたが,いつの間にかアメリカの人が英文でこの分野の本を出してしまったからである.
先ずMisao Takeda氏であるが,わが国では細胞診専門家としてはなじみが薄い.英文で手紙を出したら日本語で返事が来た.竹田節氏は1956年(昭和31年)横浜市大卒業後,渡米,ジェファーソン医大で勉学,米国の病理解剖学および臨床病理部門の専門医試験に合格し,1961年(昭和36年)ごろから消化器系の細胞診に従事しておられた由である.この間一時帰国されて,横浜市大中央検査室を設立され,また1976年に帰国され,ジェファーソン医大に留学された大阪成人病センターの田村,遠藤先生の協力を得たと言われる.事情を知れば,やはり日本製であった.
先ずMisao Takeda氏であるが,わが国では細胞診専門家としてはなじみが薄い.英文で手紙を出したら日本語で返事が来た.竹田節氏は1956年(昭和31年)横浜市大卒業後,渡米,ジェファーソン医大で勉学,米国の病理解剖学および臨床病理部門の専門医試験に合格し,1961年(昭和36年)ごろから消化器系の細胞診に従事しておられた由である.この間一時帰国されて,横浜市大中央検査室を設立され,また1976年に帰国され,ジェファーソン医大に留学された大阪成人病センターの田村,遠藤先生の協力を得たと言われる.事情を知れば,やはり日本製であった.
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