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症例
経過を観察しえた自動車用バッテリー液誤飲による腐しょく性胃炎(胃潰瘍)の1例
著者: 村上隼夫1 久保田次郎1 土屋潔1 西村治男1 牛首文隆1 渥美清1 関真理1 伊東忠弘2
所属機関: 1静岡市立静岡病院消化器科 2静岡市立静岡病院臨床検査科
ページ範囲:P.897 - P.901
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患 者:71歳,男性.
主 訴:心窩部痛を伴う吐lf[L.
家族歴:特記すべきものなし.
既往歴:69歳,腰椎骨折.
現病歴:1982年5月19目,焼酎を痛飲後,午後8時30分ごろ,焼酎と誤って自動車用バッテリー液を約200ml飲み,その直後より赤褐色の吐物を約500ml嘔吐し,また激しい心窩部痛を訴えたため,同日午後10時25分,本院へ緊急入院した.
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