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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻9号

1983年09月発行

文献概要

研究

Mallory-Weiss症候群のX線学的検討

著者: 七海暁男1 煎本正博1 久木田岳雄1 山本勇1 中島哲二1

所属機関: 1虎の門病院放射線診断学科

ページ範囲:P.999 - P.1008

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 Mallory-Weiss症候群は,1929年MalloryとWeissにより初めて報告された1).近年,上部消化管出血時の緊急ないし早期内視鏡検査の普及により,年々その報告例が増加している.最近では上部消化管出血の重要な出血源の1つとして常に念頭に置かねばならない疾患の1つとなってきた2)

 本症の定義も時代と共に変わってきているが,筆者らは奥山ら3)の言う“嘔吐などにより腹腔内圧が急激に上昇し,噴門部近傍に裂創が発生し,これを出血源として顕出血を来した例”をMallory-Weiss症候群とするという定義が現時点では最も妥当であると考えている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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