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文献詳細

雑誌文献

胃と腸19巻1号

1984年01月発行

Refresher Course・1

この症例にみる診断過程のポイント

著者: 岡部治弥1 西元寺克礼1

所属機関: 1北里大学内科

ページ範囲:P.101 - P.104

文献概要

□患者:35歳男性.

□主訴:心窩部痛.

〔初回X線所見〕(背臥位二重造影・Fig. 1▲)胃角小彎に硬化ならびにし開を認める.この部には小さいジグザグ像(Zacke)があり,硬化に一致し複線陰影を認めるが,小彎線のぼけはない.後壁側にやや広い胃小区様構造が消失している所見があるが,このX線写真だけでは,胃角部小彎側を中心に潰瘍性病変の存在を疑わせるのみで,性状診断は困難である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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