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文献詳細

雑誌文献

胃と腸19巻10号

1984年10月発行

文献概要

今月の主題 胃生検の問題点 主題

胃生検組織診断分類(Group分類)改正案のGroupⅢについて

著者: 喜納勇1

所属機関: 1浜松医科大学病理

ページ範囲:P.1071 - P.1078

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要旨 胃Group分類の改正案についてGroupⅢを中心に解説を行った.GroupⅢは生検レベルにおいてのみ良性か悪性かの判定が困難な症例が含まれ,手術材料においては必ずしも境界病変である必要はなく,むしろ良性疾患(主として扁平腺腫)であることを強調した.更に,生検において再生性異型か癌かのいずれかに限ると判定される(GroupⅡかⅣか)症例は例外的なものであることを主張した.その理由は,かかる症例は多くの場合dysplasiaその他の病変も考慮する必要があり,GroupⅢとすべきものと考えられる.これに関連して,dysplasiaの実体と概念を明らかにした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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