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文献詳細

雑誌文献

胃と腸19巻10号

1984年10月発行

消化器診断入門

上部消化管―胃

著者: 大柴三郎1 岡崎幸紀2 岡田利邦3 多賀須幸男4 高見元敞5 中村恭一6 西俣寛人7

所属機関: 1大阪医科大学第2内科 2山口大学第1内科 3東京都がん検診センター 4関東逓信病院消化器内科 5豊中市立豊中病院外科 6筑波大学基礎医学系病理 7鹿児島大学第2内科

ページ範囲:P.1159 - P.1165

文献概要

急性胃病変

 質 問 急性胃粘膜病変(acute gastric mucosal lesion;AGML)の診断基準というものはありますか.

 多賀須 例えば抗炎鎮痛剤を長く服用している方の中には,前庭部に出血,びらんをたくさん見ることがあります.そういうようなものと,急性胃粘膜病変とどこで線を引くかは難しいと思います.しかし,今日,AGMLという場合には,臨床症状も一緒に入るのではないでしょうか.急にお腹が痛くなった人にすぐ内視鏡検査をすると,前庭部に出血や凝血を伴ったびらんや潰瘍がたくさん認められるというようなものをAGMLと呼ぶことで,皆さん納得しているような気がしますけれども,いかがでしょうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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