icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸19巻11号

1984年11月発行

文献概要

今月の主題 膵癌の治療成績 主題

膵癌の外科治療成績

著者: 齋藤洋一1 大柳治正1 奥村修一1 山本正博1 竹山宜典1

所属機関: 1神戸大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1183 - P.1192

文献購入ページに移動
要旨 膵癌外科治療の現況と外科治療上の幾つかの問題点について述べた.すなわち神戸大学第1外科における膵癌症例は128例である.これらのうち31例が切除術,54例が姑息的手術,16例が試験開腹術であった.手術直接成績は切除例で16.1%,姑息的手術で7.4%,術後の平均生存月は前者で17.7カ月,後者で4.3カ月であった.膵癌全国登録症例は2,005例である.これらのうち503例が切除術,897例が姑息的手術,158例が単開腹術を受けている.手術直接成績は切除例で5.8%,姑息的手術例で7.6%であった.膵癌の外科治療に関連して膵全摘術,拡大根治手術,姑息的手術などの問題点について論じた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?