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文献詳細

雑誌文献

胃と腸19巻11号

1984年11月発行

文献概要

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海外文献紹介「直腸生検は急性大腸炎と特発性炎症性大腸疾患との鑑別の一助となる」 フリーアクセス

著者: 伊藤克昭1

所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科

ページ範囲:P.1243 - P.1243

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 Rectal biopsy helps to distinguish acute self-limited colitis from idiopathic inflammatory bowel disease: CM Surawicz, L Belic(Gastroenterology 86: 104-113, 1984)

 急性大腸炎患者の診療では,病状が一過性か特発性炎症性大腸疾患(ⅡBD)の初発症状かを見分けることが最も要求される.そのため急性大腸炎(ASLC)の直腸生検像が議論され,幾つかの所見がASLCに特徴的と言われてきた.著者らはこれらの所見群が両疾患の鑑別に有用か否かを知るために,44例のASLCと104例のⅡBD(急性ⅡBD22例,Crohn病26例,潰瘍性大腸炎56例)患者の直腸生検を検討し,以下に述べる7項目の所見群はⅡBDにしばしば認められたがASLCには欠如あるいは極めてまれであることから鑑別診断に有用と報告している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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