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今月の主題 膵癌の治療成績 座談会
膵癌の診断と治療をどうするか
著者: 有山襄1 中山和道2 安部宗顕3 松田忠義4 松野正紀5 高木国夫6 中澤三郎7
所属機関: 1順天堂大学・消化器内科 2久留米大学・第2内科 3九州がんセンター・臨床研究部 4東京都立駒込病院・放射線科 5東北大学・第1外科 6癌研・外科 7名古屋大学・第2内科
ページ範囲:P.1244 - P.1254
文献購入ページに移動診断面の進歩―US・CT・腫瘍マーカー
有山 4年前と言いますと,まだUSが膵癌の診断に役立つかどうかという疑問があったときだと思います.最近,USが非常に普及してきて,USでわかるもの,わからないものがはっきりしてきました.USは限界をよく心得てやらないと思わぬ落とし穴があると言えるのではないかと思います.殊に膵尾部は見えにくく,USで膵をスクリーニングするとなると,小さな膵尾部癌は最初から捨てるということになります.
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