icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸19巻12号

1984年12月発行

文献概要

今月の主題 消化管癌の診断におけるUS・CTの役割 主題

超音波内視鏡による食道癌診断

著者: 荻野幸伸1 神津照雄1 奥山和明1 山崎義和1 円山正博1 村島正泰1 磯野可一1 佐藤博1

所属機関: 1千葉大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1291 - P.1297

文献購入ページに移動
要旨 リニア電子走査式超音波内視鏡による食道癌の深達度およびリンパ節診断について検討した.基礎的検討では食道壁は7層に描出され,リンパ節は転移の有無によらずhypoechoicに描出された.臨床例での深達度診断は,通過例で83.3%の診断率であった.長径5mm以上のリンパ節の描出率は前期27.6%,後期57.9%であった.また長径5mm以上のリンパ節の領域別存在診断率は前期52.0%,後期79.1%であった.本法は食道癌の術前診断法として有用と思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?