文献詳細
今月の主題 消化管癌の診断におけるUS・CTの役割
主題
文献概要
要旨 胃癌症例88例のCT所見を再検討し,CTによる胃癌のstage診断につき検討した.漿膜面浸潤の程度に関しては全体での正診率77%(68/88)を得た.ただしS0とS1とは区別していない.誤診例の中ではS3の偽陽性例が多かった.腹膜播種性転移の検出率は20%(2/10)であり,肝転移の検出率は83%(5/6)であった.リンパ節転移の程度に関する全体での正診率は59%(47/80)であったが,リンパ節転移陽性例に限ると正診率は37%(17/46)であった.
掲載誌情報