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文献詳細

雑誌文献

胃と腸19巻12号

1984年12月発行

今月の主題 消化管癌の診断におけるUS・CTの役割

主題

CTによる胃癌のstage診断の試み

著者: 大熊潔1 久直史1 平松京一1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部放射線診断部

ページ範囲:P.1313 - P.1319

文献概要

要旨 胃癌症例88例のCT所見を再検討し,CTによる胃癌のstage診断につき検討した.漿膜面浸潤の程度に関しては全体での正診率77%(68/88)を得た.ただしS0とS1とは区別していない.誤診例の中ではS3の偽陽性例が多かった.腹膜播種性転移の検出率は20%(2/10)であり,肝転移の検出率は83%(5/6)であった.リンパ節転移の程度に関する全体での正診率は59%(47/80)であったが,リンパ節転移陽性例に限ると正診率は37%(17/46)であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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