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文献詳細

雑誌文献

胃と腸19巻2号

1984年02月発行

文献概要

今月の主題 Panendoscopyの評価(2) 主題

胃癌診断過程におけるpanendoscopyの位置づけ

著者: 藤井彰1 丸山雅一1 原島三郎1 竹腰隆男1 馬場保昌1 佐々木喬敏1 大橋計彦1 村上義史1 清水宏1 渕上在弥2 大城宏之2 高木国夫3 高橋孝3 大橋一郎3 太田博俊3

所属機関: 1癌研究会付属病院内科 2癌研究会付属病院検診センター 3癌研究会付属病院外科

ページ範囲:P.175 - P.183

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要旨 癌研付属病院における最近の内視鏡診断の実態と,使用器種別の能力とを明らかにするために1981,1982年の12,029件の上部消化管内視鏡検査の成績を,一部コンピューターを利用して解析した.被検者への侵襲,1回で食道から十二指腸まで検査しうる点でpanendoscopeは先行するX線検査などの情報が十分でない場合は第一選択とすべきだが,記録性に劣ること,病変の多い胃体部胃角の後壁が観察しづらいなど,万能とは言い切れないものがあり,内視鏡検査に当たっては各器種の特徴をよく知ったうえで最も対象に適した器種を選択すべきであると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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