icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸19巻2号

1984年02月発行

症例

回盲部変形を来した大腸結核・大腸癌併存の1例

著者: 中泉治雄1 小西二三男2 山崎信1

所属機関: 1福井県立病院外科 2金沢医科大学病理

ページ範囲:P.217 - P.225

文献概要

 大腸癌の増加が言われているが,結核性大腸炎と大腸癌の合併症例の報告は少ない.われわれは,30年前に結核性腹膜炎を経験した63歳女性に狭窄型上行結腸癌と,隣接した上行結腸に多発瘢痕を認め,壁在リンパ節には結核性肉芽腫と結核菌を証明した1例を経験した.回盲部変形を来しており,診断にも一時迷いを生じたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら