文献詳細
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Refresher Course・2
この症例にみる診断過程のポイント
著者: 岡部治弥1 西元寺克礼1
所属機関: 1北里大学内科
ページ範囲:P.227 - P.230
文献購入ページに移動□患者:45歳男性.
□主訴:心窩部痛.
〔初回X線所見〕(背臥位二重造影Fig. 1)胃角部小彎に大きい側面ニッシェが認められ,前壁側に潰瘍周堤と思われる陰影を伴う.ニッシェの底部はスムーズであり,周辺浮腫像より良性潰瘍の急性増悪期と考えてよい.更にこのニッシェよりやや離れた後壁に皺襞集中を認める.これらのひだは一点には集中せず明瞭に途絶する.中心に円形透亮像を認め,この周辺に淡いバリウム斑があり,Ⅱc型早期癌が強く疑われるが,潰瘍(小彎側)との関係は不明である.
□主訴:心窩部痛.
〔初回X線所見〕(背臥位二重造影Fig. 1)胃角部小彎に大きい側面ニッシェが認められ,前壁側に潰瘍周堤と思われる陰影を伴う.ニッシェの底部はスムーズであり,周辺浮腫像より良性潰瘍の急性増悪期と考えてよい.更にこのニッシェよりやや離れた後壁に皺襞集中を認める.これらのひだは一点には集中せず明瞭に途絶する.中心に円形透亮像を認め,この周辺に淡いバリウム斑があり,Ⅱc型早期癌が強く疑われるが,潰瘍(小彎側)との関係は不明である.
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