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文献詳細

雑誌文献

胃と腸19巻3号

1984年03月発行

文献概要

今月の主題 Crohn病の経過 主題症例 Crohn病の経過観察例―術後長期観察している症例

術後10年余にわたり経過観察中の小腸Crohn病の1例

著者: 原田一道1 斉藤裕輔1 中沢郁生1 林英樹1 林憲雄1 水島和雄1 岡村毅與志1 梶巌1 並木正義1

所属機関: 1旭川医科大学第3内科

ページ範囲:P.333 - P.336

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要旨 患者は37歳の男性で10年前に膀胱腸瘻の手術を受け,その原因が小腸Crohn病と診断された.術後5年で回腸に再発がみられ内科的治療を続け,更に5年経過した現在,自覚症状はほとんどない.回腸は狭小化が高度で内瘻も形成し回腸終末にはアフタ様潰瘍がみられ,胃前庭部にびらんを伴った小扁平隆起が数個みられたが,小腸,胃の生検では非乾酪性肉芽腫は認めていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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