icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸19巻4号

1984年04月発行

文献概要

今月の主題 肝内結石症―最近の知見をめぐって 序説

“肝内結石症”特集に当たって

著者: 相馬智1

所属機関: 1杏林大学医学部第1外科

ページ範囲:P.369 - P.370

文献購入ページに移動
 肝内結石症は,統計上,胆石症全体のわずか4~8%を占めるにすぎない.

しかし現在肝内結石症は診断・治療のうえで関心が持たれ,研究者にとって大きな課題となっていると言えよう.それは肝内結石症が1回の手術で根治させることが難しく,ときに難治性で予後も不良なためである.

 肝内結石症は欧米に少なく,東洋に多いとされている.特に中国,日本に多い.疫学的なことは正確には把握されていない.今後の大きな課題と言えよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?