icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸19巻4号

1984年04月発行

今月の主題 肝内結石症―最近の知見をめぐって

主題

肝内結石症の疫学

著者: 石原扶美武1 亀田治男1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学第1内科

ページ範囲:P.371 - P.374

文献概要

要旨 肝内結石症の疫学について,その年次的推移,地域的差異,年齢分布などの面から検討を行い,その成因との関連についても考察を行った.年次的推移では,近年肝内結石症は減少してきているようであるが,コレステロール系胆石の増加が著明であり,みかけ上の減少とも考えられた.地域的な面では,やはり農漁村地区に多く都市部では少ない疾患であることに変わりはないが,成因との関連よりビリルビン系胆石の原因との関連が注目された.年齢分布でみると,一般の胆石症とは異なり,若年者にも多くみられ,先天的因子の関与も考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら