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文献詳細

雑誌文献

胃と腸19巻4号

1984年04月発行

文献概要

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海外文献紹介「経静脈性脂肪投与のヒト膵外分泌に及ぼす影響」 フリーアクセス

著者: 久野信義1

所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科

ページ範囲:P.417 - P.417

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 Effect of intravenous lipid on human pancreatic secretion: K Edelman, et al (Gastroenterology 85: 1063-1066, 1983)

 経口摂取が不能であったり,望ましくない疾患においては,経静脈性など非経口的な栄養補給がなされる.最近では糖質,アミノ酸などのほかに脂肪も経静脈投与が行われるが,こういったことは,急性膵炎など本来膵外分泌を刺激することが望ましくないときにも必要となることがある.殊に脂肪をこういった疾患で経静脈にせよ投与する場合,最も懸念される.事実Konturekらは,イヌにおいて経静脈的に脂肪を投与した場合,膵外分泌を刺激し,更に消化管から脂肪を投与した場合も,膵外分泌の刺激は,吸収された脂肪成分が重要な役割を演ずると述べている.そこで本論文では,ヒトにおいて,種々濃度を変えた経静脈性の脂肪の投与が,果たして膵外分泌を刺激するか否か,また消化管投与された場合本当に吸収された脂肪成分が,膵外分泌を刺激するか否か実験された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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