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文献詳細

雑誌文献

胃と腸19巻4号

1984年04月発行

文献概要

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海外文献紹介「冠動脈疾患における食道内塩酸灌流:心筋虚血の誘発」

著者: 伊藤克昭1

所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科

ページ範囲:P.436 - P.436

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 Esophageal acid perfusion in coronary artery disease. Induction of myocardial ischemia: MH Mellow, AG Simpson, L Watt, et al (Gastroenterology 85: 306-312, 1983)

 冠動脈疾患と逆流性食道疾患は共にありふれた疾患であるので両疾患の併存はありうるが,その相互作用についてはわかっていない.Bernsteinらは食道内塩酸灌流試験によって誘発される胸痛は狭心症の胸痛とたやすく鑑別できると述べていたが,これらの研究は各々の疾患を単独に持った患者に行った検討結果に基づいており,胃酸の食道内逆流が冠動脈疾患患者の心血管系に及ぼす影響については依然不明である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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