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文献詳細

雑誌文献

胃と腸19巻7号

1984年07月発行

今月の主題 早期胃癌の再発死亡例をめぐって

主題

診断学的立場からみた早期胃癌再発死

著者: 吉田茂昭1 森山紀之2 斉藤大三1 北岡久三3 廣田映五4

所属機関: 1国立がんセンター内科 2国立がんセンター放射線診断部 3国立がんセンター外科 4国立がんセンター研究所病理

ページ範囲:P.763 - P.771

文献概要

要旨 早期胃癌再発例34例を診断学的な立場から検討した.これらの主たる再発形式は血行性転移,殊に肝転移であり,この場合,多くのものが術前X線・内視鏡像上,進行胃癌様の所見を示すことから,あらかじめその高い生物学的悪性度を予測することが可能である.これに対し,血行性転移以外のものは,頻度も少なく,また病巣も通常みられる潰瘍性の陥凹性早期癌であること以外に特徴像は得られず,不良な予後を予測することは困難である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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