文献詳細
文献概要
今月の主題 胃癌の内視鏡的治療 座談会
胃癌の内視鏡的治療―その現況と問題点
著者: 長谷川利弘1 今西清2 古賀成昌3 井田和徳4 杉浦弘5 中原朗6 並木正義7 川井啓市8
所属機関: 1東京女子医科大学・消化器病センター 2大阪府立成人病センター・内視鏡科 3鳥取大学・第1外科 4岐阜歯科大学・第2内科 5愛知県がんセンター・第1内科 6筑波大学・臨床医学系内科 7旭川医科大学・第3内科 8京都府立医科大学・公衆衛生
ページ範囲:P.904 - P.914
文献購入ページに移動局注療法の現況
長谷川 私どもでは約1年半ほど前から胃癌の局注療法として純エタノールを使いはじめ,現在までに50例ほど試みております.
方法は,病巣の大きさにもよりますが,1カ所に0.2~0.5mlぐらいの純エタノールを数カ所局注して,1回から7回までの治療で経過をみております.効果については,まだ日が浅いので結論を出せる段階ではありませんが,レーザーの局所治療とほぼ同じような結果が出るのではないかと考えております.
掲載誌情報