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文献詳細

雑誌文献

胃と腸19巻9号

1984年09月発行

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海外文献紹介「直腸結腸癌の肝転移に対する肝動脈結紮術」 フリーアクセス

著者: 伊藤克昭1

所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科

ページ範囲:P.978 - P.978

文献概要

 Hepatic artery ligation for liver metastasis in colorectal carcinoma: NJ Petrelli, PA Barcewicz, JT Evans, et al(Cancer 53: 1347-1353, 1984)

 大腸癌の肝転移をどのように治療するのが最善かという問いに対する解答は出されていない.数多くの治療法が提唱されてきたが,まだprospective randomized trialでの報告がないばかりか,豊富な症例数での検討すら報告されていない.著者らは,Roswell Park Memorial Instituteで97例に行った肝動脈結紮術の成績を報告している.検討対象は,開腹時に肝臓の50%以上が転移巣で占められていると判断された結腸癌65例と直腸癌32例で,6つのカテゴリーに分けて治療効果を50%生存期間で評価した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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