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文献詳細

雑誌文献

胃と腸19巻9号

1984年09月発行

Refresher Course・8

この症例にみる診断過程のポイント

著者: 小林茂雄1 長浜微2

所属機関: 1順天堂大学内科(消化器) 2順天堂大学消化器第1外科

ページ範囲:P.1047 - P.1050

文献概要

口患 者:22歳,女性

口主 訴:下痢,腹痛,やせ.

〔術前X線所見〕Fig. 1aでは下部回腸に強い変形と一部狭窄がみられる.タッシェ形成と長い一側性の壁硬化像があり,縦走潰瘍の存在を示している.Fig. 1bで縦走潰瘍が描出されている.回腸末端部の粘膜は凹凸していて,盲腸変形も著明である.Fig. 1cは縦走潰瘍部の口側端を示している.Fig. ldでは,矢印に示すような小潰瘍性病変が主病変部からskipして認められる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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