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文献詳細

雑誌文献

胃と腸2巻1号

1967年01月発行

文献概要

今月の主題 十二指腸潰瘍〔1〕 綜説

十二指腸潰瘍の内科的治療

著者: 並木正義1

所属機関: 1北海道大学医学部高杉内科

ページ範囲:P.27 - P.35

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はじめに

 十二指腸潰瘍は,胃潰瘍とともに消化性潰瘍として論じられることが多いが,この両者を本質的に全く同様のものとして考え,とりあっかってよいかどうかについては,いささか疑問がある.治療においても,根本方針としては胃潰瘍とあまりかわりないとはいえ,十二指腸は十二指腸潰瘍としての治療上の考慮と工夫が必要であると思う.以下とくに留意すべき点を念頭におきながら,その内科的治療の要点をのべてみたい.

 なお便宜上,合併症を伴わない場合と,出血,幽門狭窄その他の合併症を伴った場合の二つに分けてはなしをすすめてみよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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