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書評「超音波医学」
著者: 吉田常雄1
所属機関: 1国立大阪病院
ページ範囲:P.1350 - P.1350
文献購入ページに移動 最近電子工学の発展に伴い,その技術は急速に医学領域にも導入され,医学情報の獲得或いはその処理に用いられつつある.超音波の臨床医学への応用もその一つである.
我国ではかなり早くからこの方面の活動が開始されていたが,その後次第に研究者の数も増してきた.そこで昭和36年秋に医学,工学両方面の有志が相集い,全国的な組織として超音波医学研究会が発展することとなった,更にその後日本超音波医学会へと発展し,斯学の活動に大きい役割を演じている.一方超音波応用は診断,治療の面で他の方法にない独特の性格を有しており,既にその中には臨床上の評価も定まり,routine検査となっているものも少なくない,それ故この辺りで斯界の現勢を系統的に纒め,かつ今後の研究者の為に入門書としても役立つ様な専門書の出現が期待されていた.かかる意味においても今回日本超音波医学会により本書が企画,編集されたことは真に時宜を得たものと云うべきであろう.
我国ではかなり早くからこの方面の活動が開始されていたが,その後次第に研究者の数も増してきた.そこで昭和36年秋に医学,工学両方面の有志が相集い,全国的な組織として超音波医学研究会が発展することとなった,更にその後日本超音波医学会へと発展し,斯学の活動に大きい役割を演じている.一方超音波応用は診断,治療の面で他の方法にない独特の性格を有しており,既にその中には臨床上の評価も定まり,routine検査となっているものも少なくない,それ故この辺りで斯界の現勢を系統的に纒め,かつ今後の研究者の為に入門書としても役立つ様な専門書の出現が期待されていた.かかる意味においても今回日本超音波医学会により本書が企画,編集されたことは真に時宜を得たものと云うべきであろう.
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