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今月の主題 慢性胃炎2 展望
老人の上腹部手術
著者: 田中大平1
所属機関: 1東京大学分院外科
ページ範囲:P.1413 - P.1420
文献購入ページに移動 最近老人の手術数が急激に増し,当教室の例(第1図)をみても十数年前の約2倍に達し,全手術例の1/4~1/5を占めるに至り,また,その死亡率も著しく低下してきた.これは麻酔学の急速な進歩,術前後管理法の発達,化学療法の休みなき発展などに伴った現象であるが,ここ10年来世界的に重要な問題となってきた老年の研究,ことに老年医学研究の進展がその大きな因子となっていることは明らかである.
老年医学の一環をなす老人外科の研究も昭和30年頃を契機として急速に発展し,今日では手術侵襲の老年的特徴を中心として,外科学における加令の問題をかなり深く追求するに至っている.
老年医学の一環をなす老人外科の研究も昭和30年頃を契機として急速に発展し,今日では手術侵襲の老年的特徴を中心として,外科学における加令の問題をかなり深く追求するに至っている.
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