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文献詳細

雑誌文献

胃と腸2巻12号

1967年12月発行

文献概要

今月の主題 小腸 座談会

小腸 最近の諸問題

著者: 増田正典1 古沢元之助2 細田四郎3 三浦貴士4 小田琢三5 山岸悟郎6 吉岡昭正7

所属機関: 1京府医大・増田内科 2九大・井口外科 3京府医大・増田内科 4阪大微研・放射線科 5岡山大・癌研 6東北大・山形内科 7順天大・第二内科

ページ範囲:P.1559 - P.1577

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 司会 先般の日本医学会総会で先生方にはいろいろと小腸に関するお話を承ったのでありますが,なに分ああいう堅苦しい席でもありますし,公式の発表という形ではちょっとしゃべりにくいようなこともございましたでしょうし,またかたがた先生方のご研究の裏話とか,研究のspeculationとか,そういうことも一緒にして,ひとつ肩のこらないように,ざっくばらんに「小腸最近の諸問題」というテーマでお話を願いたいと思います.

 小腸のもっている役割は,消化吸収,あるいは分泌,それからある意味では貯蔵庫といいますか,storage,もちろん肝臓に匹敵するような代謝機能をももっているわけですが,臨床家にとって,日常の疾病ということを頭において小腸を考えた場合,おそらくは現在みられているいろいろな疾患群の上からも,吸収ということがかなり大きな意味をもっておるんだろうと思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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