文献詳細
今月の主題 胃微細病変の診断
症例
Ⅱc型早期胃癌例
著者: 五十嵐勤1 塩谷敏夫1 阪本次夫1 村井隆夫1 阪場貞夫1 小野隆1 今野斉1 吉田浩1 五ノ井哲朗1
所属機関: 1福局医科大学古川内科
ページ範囲:P.525 - P.526
文献概要
第1図はかるく第一斜位にして撮影した充盈像,胃体部小彎に壁不整があり,よくみると,Schattenplus im minusの像である.
二重造影像第2図では,体部小彎辺縁がふくらんでいる.そして,体部の粘膜ひだがこの部にひきよせられている.第2図より空気を多くした二重造影像第3図には,体部小彎辺縁にSchattenplus im minusの像があらわれてきた.体部の粘膜ひだはこの部にひきよせられている.つまり,粘膜ひだ集中である.
掲載誌情報