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文献詳細

雑誌文献

胃と腸2巻5号

1967年05月発行

文献概要

今月の主題 早期胃癌の鑑別診断 綜説

早期胃癌の鑑別診断—内視鏡診断

著者: 岡部治弥1 三井久三1 広門一孝1 藤井道英2

所属機関: 1九州大学医学部勝木内科 2福岡赤十字病院内科

ページ範囲:P.627 - P.633

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 近年,胃疾患診断学の進歩によって,元来病理組織学的に診断されるべき早期胃癌が,術前,臨床診断の段階で,かなり的確に診断されるようになった.その結果,早期胃癌の症例が,次々に発見される一方,術前に早期胃癌を疑われて胃切除が行われる良性病変も,当然増加してきている.

 早期胃癌の内視鏡的診断基準については,多くの論文があるので,ここでは,早期胃癌を疑わせる内視鏡所見を呈し,組織学的には良性病変であったわれわれの経験症例を中心に,その内視鏡上の鑑別診断について検討してみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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