icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸2巻6号

1967年06月発行

今月の主題 胃のびらん

症例

Ⅱa?の1例

著者: 城所仂1 越川宏一1 竹添和英1 相馬智1 鵜川四郎1 瀬戸律治1 城島嘉昭1 後藤一博1 須川暢一1 山川達郎1 谷合明1 広瀬淳一郎1 片柳照雄1 山ノ内哲雄1 中西宏行1

所属機関: 1東京大学分院外科

ページ範囲:P.811 - P.816

文献概要

Ⅰ.まえがき

 近年珍らしい型の早期胃癌の発見が相次いで報告されるようになってきたが,ことに凸の病変で,癌か否かが問題となる症例の報告がぼつぼつみられる.このような異型増殖あるいは異型上皮とよばれる一つの病変のentityはいまだ確立されておらず,癌の発生あるいは癌への移行の上での一つの時点として今後の検討がまたれるものであろう.

 私達も,一年間にわたり,X線,内視鏡で経過をおい,どうしても癌であるという疑いをすてきれず,切除した症例で癌か否かの決定にまよい,詳しい組織学的検索を行なった症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら