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国際胃癌会議(名古屋)
著者: 長与健夫1
所属機関: 1愛知がんセンター第一病理部
ページ範囲:P.849 - P.850
文献購入ページに移動 内外人参加者併せて数千人という第九回国際癌会議が10月29日東京ホテルニューオータニでの閉会式を以て無事終了した後場所を移して11月2,3の両日名古屋の愛知県産業貿易会館において国際胃癌会議が開かれた.
この会議は国際会議に出席した内外人学者の中胃癌の研究,診療を志す専門家たちの集りであってその数は約100名と東京会議には比ぶべくもない小人数であったが,専門家の意見交流の場として又相互理解の場として主催者である愛知県がんセンターと米国シティーオブホープメディカルセンター両者の所期の目的はほぼ達せられたとみてよいであろう.ただやや惜しまれるのは東京会議に出席しながら時間の都合その他で出席できなかった外人学者が数人いたこと,国際癌会議の性質上外人側に臨床面のエキスパートが比較的少なく,この点参加した日本側臨床家にはいささか物足らなさが感ぜられたのではなかったかという点であるが,9月下旬に国際消化器病学会が開かれたのでこの点は致し方のない事であったともいえよう.
この会議は国際会議に出席した内外人学者の中胃癌の研究,診療を志す専門家たちの集りであってその数は約100名と東京会議には比ぶべくもない小人数であったが,専門家の意見交流の場として又相互理解の場として主催者である愛知県がんセンターと米国シティーオブホープメディカルセンター両者の所期の目的はほぼ達せられたとみてよいであろう.ただやや惜しまれるのは東京会議に出席しながら時間の都合その他で出席できなかった外人学者が数人いたこと,国際癌会議の性質上外人側に臨床面のエキスパートが比較的少なく,この点参加した日本側臨床家にはいささか物足らなさが感ぜられたのではなかったかという点であるが,9月下旬に国際消化器病学会が開かれたのでこの点は致し方のない事であったともいえよう.
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