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文献詳細

雑誌文献

胃と腸2巻7号

1967年07月発行

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編集後記 フリーアクセス

著者: 城所仂

ページ範囲:P.997 - P.997

文献概要

 ついこの間日本医学会総会が終わったと思ったらもう夏を迎える.おまけに今年はずいぶん早くから猛暑が訪ずれ水不足の声も聞かれるようである.

 本号では胃切除後の種々の問題がとりあげられている.近年早期胃癌などの手術症例が増して,全く自覚症状のない患者に広汎な胃切除を行なう機会が増加している.また胃,十二指腸潰瘍の手術も極めて安全な手術となり,むしろ特に大きな手術とは老えられないような時勢になっている.こういう時に胃切除後の種々の問題を改めて認識することは有意義なことと思う.今年の春の総会でも胃切除後の問題がとりあげられており,この問題は今後その重要性が増してくるものと思う.胃切除後のダンピング,血清肝炎,術後消化性潰瘍,癌の再発,術後胃炎等多くの問題が含まれているが,これらは大いに検討されその対策も研究されなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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