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文献詳細

雑誌文献

胃と腸2巻9号

1967年09月発行

今月の主題 胃の多発性潰瘍

綜説

幽門部多発潰瘍のX線診断

著者: 草地伸勲1 吉葉昌彦2 石郷岡政彦2 箱崎敬2 内田隆也1 小俣則夫1 浅川裕三1 山本鼎1 長谷川正浩1 中島義磨1 若林三圭3 吉田興一4

所属機関: 1日本医科大学放射線医学教室 2日本医科大学松倉外科教室 3鹿島白十字病院(茨城県) 4日本医科大学第一内科教室

ページ範囲:P.1149 - P.1158

文献概要

Ⅰ.はじめに

 著者に命ぜられた課題は幽門部の多発性潰瘍のX線診断であるが,幽門部の多発性潰瘍に関するX線診断は已に,白壁,市川氏らによって,詳細な報告があり,今更その上に加える何者をももたない.

 そこで,与えられた命題からはいささかピントがはずれるが,著者が最近経験し,しかもX線的に経験を追った症例の中から大彎側に潰瘍病変を有するものを取り上げて,そのX線像の推移,特徴をひろいだし,ことに立位充満像における幽門部の壁の問題について考察してみたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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