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文献詳細

雑誌文献

胃と腸20巻10号

1985年10月発行

今月の主題 大腸ポリペクトミー後の経過

主題

大腸ポリペクトミー後の経過―腺腫および癌の新生について

著者: 山田直行1 早川和雄1 福地創太郎1 池永達雄2 中島哲二3

所属機関: 1虎の門病院消化器科 2虎の門病院消化器外科 3虎の門病院放射線診断学科

ページ範囲:P.1077 - P.1085

文献概要

要旨 大腸ポリペクトミー後1年以上,平均4年の経過が明らかな151例を対象とし,初回注腸X線フィルムの見直しなど厳密な意味での腺腫あるいは癌の新生について検討した.腺腫の新生は12例(7.9%)で,新生したポリープのほとんどは径10mm以下の無茎性ないし亜有茎性で,長期経過観察例および初回多発例で新生率が高い傾向がみられた.経過観察中,進行癌1例を含め3例の大腸癌が発生したが,明らかな新生例は広基性の早期直腸癌1例のみであった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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