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文献詳細

雑誌文献

胃と腸20巻11号

1985年11月発行

文献概要

今月の主題 内視鏡的乳頭括約筋切開術の長期成績 主題

内視鏡的乳頭括約筋切開術の進歩と反省

著者: 藤田力也1 山村光久1 服部正裕2

所属機関: 1昭和大学藤が丘病院消化器内科 2熊本地域医療センター内視鏡部

ページ範囲:P.1203 - P.1213

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要旨 内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)は,広く普及し,結石完全排石率は90%以上,早期合併症は,出血,胆管炎,膵炎が多く,われわれの成績では7.8%に見られ死亡率0.6%であった.晩期合併症としては結石再発,再狭窄,胆囊保有者の胆囊炎の発生が問題であった.最近の経乳頭的胆道ドレナージの導入により,適応は拡大し,悪性胆道狭窄症例に対する内痩法や胆管炎の予防・治療としての外痩法,その他診断的ESTや胆道狭窄のバルーン拡張法などが行われている.これらの新しい試みについて,大口径の十二指腸ファイバースコープおよび処置具,ニードルナイフ,新型ベビースコープの開発,発展が見られる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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