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文献詳細

雑誌文献

胃と腸20巻12号

1985年12月発行

文献概要

今月の主題 食道癌の早期診断 主題

食道粘膜内癌の臨床診断

著者: 白壁彦夫1 西沢護2

所属機関: 1順天堂大学医学部消化器内科 2東京都がん検診センター

ページ範囲:P.1311 - P.1319

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要旨 (1)食道のm癌17例中15例(88.2%)にX線像で変形または辺縁異常像を認めた.特に食道の幅の1/4以上を占める病変では57.1%に4コマ(2分割フィルム2枚)のうち1コマ以上に明らかな辺縁異常像を認め,ルーチンX線検査でチェックしうる.(2)ルーチンX線像の変形または辺縁異常像を参考に,あるいはパンエンドスコープでチェックされた所見を参考に精密X線検査を施行したところ,94.1%に異常所見を現しえた.(3)パンエンドスコープをルーチン化することがm癌を発見し増加させるためのポイントである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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