文献詳細
今月の主題 胃診断学20年の歩みと展望―良性疾患を中心として
主題
文献概要
要旨 「胃と腸」創刊のころに話題の中心となった胃ポリープの癌化の問題は,病理組織学的な診断基準の論争のみにとどまらず,X線・内視鏡による隆起性早期胃癌の診断の発展のために多大なインパクトを与えることになった.そして,「胃と腸」が20巻を迎えるまでの歴史は,その後のわが国における消化管の形態学的診断の発展の歴史そのものと言えるであろう.現時点で必要なことは,これまでに完成された検査技術,診断学のソフトウェアを次の世代に伝える作業であることを強調した.
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