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文献詳細

雑誌文献

胃と腸20巻2号

1985年02月発行

症例

色素内視鏡により境界が明瞭となった広範囲Ⅱb+Ⅱc型早期胃癌の1例

著者: 依光幸夫1 北川隆夫1 横田哲夫1 内多嘉具1 徳岡裕文2 吉田貢2 近藤慶二2 岩田克美3

所属機関: 1高知県立中央病院消化器科 2高知県立中央病院外科 3高知県立中央病院臨床検査科,癌研究所

ページ範囲:P.191 - P.196

文献概要

要旨 広範囲Ⅱb+Ⅱc型早期胃癌症例(62歳,男性).tub2,sm,53×74mm.癌巣の内部に非連続性に3個の浅い陥凹部(Ⅱc)を有し,その他の広い範囲において平坦な癌巣の浸潤範囲を,筆者らが考案したブリリアントブルー法(BB法)色素内視鏡検査によって術前に正しく診断しえた.通常内視鏡およびX線検査によって病巣の質的診断および範囲決定は困難であったが,BB法によって癌巣を取り囲む高度腸上皮化生粘膜は青色調を呈し,一方癌巣は対照的に不整形の赤機色領域を呈した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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