icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸20巻2号

1985年02月発行

消化器診断入門Ⅱ

下部消化管

著者: 岡部治弥1 小林世美2 小林茂雄3 田島強4 多田正大5 丸山雅一6 渡辺英伸7

所属機関: 1北里大学内科 2愛知県かんセンター内科 3順天堂大学消化器内科 4都立駒込病院内視鏡科 5京都第一赤十字病院第2内科 6癌研究会附属病院内科 7新潟大学第1病理

ページ範囲:P.225 - P.230

文献概要

スクーリング

質問 潜血反応はスクーリングとしてどのくらい役立ちますか.

 小林(世) 私の所では外来のスクリーニングを病歴聴取後,最初の診察のときに,診察の流れとして肛門,直腸を診ますもちろん,直腸診で何かさわれば次の検査にいくわけです.その場合に,直腸内に便が残っていることもありますから,それを取り出します.そうすると便の性状もわかります.その便で潜血反応を行います.いまは塩野義スライドのAとBに塗って,すくにその場で判定しますその場合にBのグアヤック法が(-)ですと,検査食をやっていませんから,その人は一応異常ないとしますBか(+)の場合ては食事制限をして,2日連続採便してもらいます.それでなお,2日のうち1回てもBか(+)ならは精密検査へいくということになります外来の患者ですと,陽性率か20%くらいになり,ちょっと高いのですね.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら