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文献詳細

雑誌文献

胃と腸20巻3号

1985年03月発行

文献概要

今月の症例

network patternの見かた・読みかた

著者: 狩谷淳1 西沢護2

所属機関: 1千葉県がんセンター 2東京都がん検診センター

ページ範囲:P.240 - P.242

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 network patternの診断学的位置づけは,まず①微細病変の診断ができる.network patternを描出できる二重造影像では,大きさ1mm,粘膜の厚さの半分の所見をとらえうる.②粘膜の正常・異常についての判断の指標となる.悪性であれ炎症性変化であれ,粘膜に変化が生じた場合は,当然network patternが消失するか,そのパターンに乱れが生じるので,病変の侵襲の範囲や状態,あるいは粘膜の再生や回復の状態の指標となる.特に炎症性疾患に対する診断的意味は大きい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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