文献詳細
文献概要
--------------------
編集後記 フリーアクセス
著者: 西沢護
所属機関:
ページ範囲:P.342 - P.342
文献購入ページに移動大腸の診断学の進歩も胃の診断学のそれと大綱において変わりない.要は学問のどこに基礎を置いているかである.医学を志すものが最初に学ぶのが解剖学であり,次いで病理学である.神が創造した人間の正常の形態と異常との違いを見付けることが,診断学の初めである.形態学の上に立って,あらゆる方面に診断学が発展してきたという厳然たる事実は,今も変わるものではない.「胃と腸」は,その意味において頑固なまで筋を通し,それが正しかったことを証明した数少ない特色ある雑誌である.
掲載誌情報