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文献詳細

雑誌文献

胃と腸20巻4号

1985年04月発行

文献概要

今月の主題 膵・胆道の形成異常 主題

胆嚢の形成異常

著者: 中山文夫1

所属機関: 1九州大学医学部第1外科

ページ範囲:P.381 - P.384

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要旨 昨今における肝胆道系画像診断の進歩により胆嚢の形成異常は術前に判明することが多くなったが,胆嚢の形成異常に関する正確な知識なくしては診断はつけにくい.胆嚢の形成異常は胎生期の胆嚢原基の異常に起因するものであるから種々ある分類の中で胎生期異常に基づく分類がより理論的で理解しやすい.先天的胆嚢欠損症,二葉胆嚢,二重胆嚢,副胆嚢,左側胆嚢症,肝内胆嚢,屈折胆嚢,砂時計様胆嚢,先天性胆嚢憩室形成,胆嚢の先天性癒着,遊走胆嚢,胆嚢壁における胃粘膜,膵組織,肝組織の迷入の病理,診断,治療法について解説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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