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文献詳細

雑誌文献

胃と腸20巻4号

1985年04月発行

文献概要

今月の主題 膵・胆道の形成異常 主題症例

経過中に胆嚢癌を合併した先天性胆道拡張症の1例

著者: 島口晴耕1 有山襄1 須山正文1 小川薫1 伊藤正樹1 猪狩功遺1

所属機関: 1順天堂大学医学部消化器内科

ページ範囲:P.389 - P.392

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要旨 約3年間の経過中に胆嚢癌を合併し,その後約1年3か月で死亡した先天性胆道拡張症の1例を報告した.また,先天性胆道拡張症の自験16例についても,その概要を検討した.先天性胆道拡張症では50歳以上の例に胆道癌の合併が高率にみられるが,若年者にもまれではない.先天性胆道拡張症では胆嚢・胆管切除手術が治療の原則であり,術前に癌合併の有無をPTCDによる胆道二重造影を行って診断すべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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