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文献詳細

雑誌文献

胃と腸20巻4号

1985年04月発行

症例

びまん性胃癌の早期像の診断上興味ある1例

著者: 吉田浩之14 佐伯俊昭15 安東保海15 大屋正章15 竹田彬一2 中野実3 佐田博4 吉中建5 梶谷幸夫6 下田忠和7

所属機関: 1北大阪消化器病研究センター 2京都府立与謝の海病院内科 3市立伊勢総合病院消化器センター 4昭和大学医学部第2内科 5広島大学原爆放射能医学研究所外科 6国立京都病院内科 7東京慈恵会医科大学病理

ページ範囲:P.419 - P.424

文献概要

要旨 粘膜面癌巣よりはるかに広範なsm以下への深部浸潤を来したびまん性胃癌の比較的初期像と考えられる症例を経験し,そのX線所見,内視鏡所見,病理組織学的所見について検討した.本例では胃体中部前壁のレリーフ集中があまり明瞭ではない周辺隆起を有する浅いⅡc様陥凹が特徴的であり,深部浸潤の程度とその拡がりについてX線,内視鏡検査での診断は不十分であったが,びまん性胃癌の可能性を推察し,胃全摘術を施行した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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