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海外文献紹介「結腸の急性偽閉塞(Ogilvie症候群)の内視鏡的減圧:22例の報告と文献的考察」 フリーアクセス
著者: 小林世美1
所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科
ページ範囲:P.430 - P.430
文献購入ページに移動結腸の偽閉塞は1984年Ogibieによって初めて記載された症候群である.その病態生理については,いまだ定かでない.部分症としてしばしば起こる盲腸の巨大拡張は,死亡率の高い阻血性損傷と盲腸の穿孔を引き起こす.かつての有効な治療法は盲腸切開による挿管術であった.Kukoraらが1977年に急性結腸偽閉塞に対する内視鏡的減圧術を初めて試みて以来,著者の例を含めて報告は93例にのぼる.著者らは自己の経験に文献的考察を加えて内視鏡的減圧法の効果と安全性について述べている.
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