文献詳細
胃と腸ノート
文献概要
ABO式血液型は,1900年にK. Landsteinerによって発見され,臨床のみならず,古くから親子鑑定や犯罪捜査にも応用されてきた.近年,血液型物質抗原の研究が進み,その発現の相違は末端糖鎖構造のわずかな違いによることが明らかとなり(Table 1),また,赤血球だけでなく,ヒト各種組織内にもABH型抗原物質の存在が知られている.
最近,われわれは胃生検標本の取り違えを,血液型物質の検索によって証明し,不必要な手術を未然に防止できた症例を経験した.
最近,われわれは胃生検標本の取り違えを,血液型物質の検索によって証明し,不必要な手術を未然に防止できた症例を経験した.
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